その後医療機器メーカーを数社渡り歩き、医療機器の営業・保守点検技術を習得し、その後社内ベンチャーとして医療機器メンテナンスのアウトソーシングサービスを立ち上げる。
臨床工学技士の居ない中小病院を対象に、医療機器のメンテナンスサービスを行ってきた中で数々の医療事故未遂事例を発見する。
直ちに状況報告と使用方法の是正をしたことで幸い事故には至らなかったが、誤った使用方法に看護師の誰もが気づかった事実を重く受け止め、その場での看護師へ正しい使用方法をレクチャーしたことで安全スキルを上げることに成功できた。

医療法によって医療機関は所有する医療機器の保守点検を独自に行う事が義務付けられていますが、中小病院では臨床工学技士（医療機器の専門職）が居ない場合が多いため看護師が日常点検している場合が多いです。
しかし看護師の専門外なため必ずしも安心とは言い切れない場合や、ヒヤリハット事例に気づかずに使用している場合も見受けられます。
財務的にも余裕のない中小病院はメンテナンスの外注業者を利用しても月に一回二回来る程度で、来た時はヒヤリハット事例を発見・是正してくれますが、居ない時ヒヤリハット事例が気づかれていない可能性が有ります。
また、治療器などが年に数回程度しか使用されない施設では、いざ使用する時に安全に使いこなせない事もあります。　
この様な事態を是正するため、現場の看護師1人1人に安全使用法・日常点検法をコーチングし、1人でも多くの医療機器の安全操作に長けた看護師を排出することで真の安全で安心な医療の実現をサポートする事業を行っております。